メトロイドプライム2 ダークエコーズ #4 アーゴン奪還

2021年12月24日

今回は大して進んでいないことをまずはじめにお知らせしておきます。

この作品、ダークパイレーツにしても第一回のギガスプリンターにしても、こちらの行動を先読みしてくる敵が多くありませんか?逆に偏差射撃しかしてこないのでフェイントをかければ安全とも言えますが。いや、「しかしてこない」に確証はないです。

砂と荒廃の地アーゴン

砂と荒廃の地アーゴンに戻り、惑星エネルギーを返還します。ここでちょっと気になるシーンを見つけました。下に2枚の画像を貼ります。1枚目は惑星エネルギーを返還して、空にアンテナを伸ばそうとしているシーン。

2枚目はアンテナを伸ばした後のシーンです。

右上に太陽光のようなものが射してますね。

これの解釈については幾つかあると思います。

  • 天候が安定して太陽光が届くようになった(自由浮遊惑星じゃないよ派)
  • 惑星エネルギーによる人工太陽光が機能するようになった(意地でも自由浮遊惑星説を推したい派)
  • 右下にあるようなただの照明だよ(その辺の照明派)

実際の所は惑星エネルギーには「太陽エネルギー」が含まれています。これはこのユニットの英語版のスキャン情報からわかるものです。ついでに「生物エネルギー」と「地熱エネルギー」も。この辺は番外に書きましたが。太陽エネルギーがあるのだから太陽がある=自由浮遊惑星ではないというのがシンプルな考え方だと思います。

太陽がある派のもうひとつの根拠は以下の文です。

エーテルは豊かな平原と大海とを備えた円熟した世界であった。 最初に我らは山地に集落を築き居を構えることとした。 時を経て、我らは緑に満ちたトーバスと肥沃なアーゴンへとその住まいを広げ、これら三つの大地の間に大聖堂を築き上げた。 大聖堂は平穏と繁栄の象徴でありこの時こそ正に我らの調和の時代であった。

ルミナスの記録3「楽園エーテル」

ルミナスがエーテルに来た時点でトーバスは緑に満ち、ここには書かれていませんがアーゴンもかつては緑の平原です。植物がそれだけ進化するのに何億年かかったのでしょうか。植物は光合成をします(なので葉緑素を持ちます。ギンリョウソウみたいなのは考えないでください)。植物のある円熟した世界に光は必要でしょう。そのような安定した強い光源として主星(太陽)を持つと考えるのは自然だと思います。つまりこちらも「rogue planetは自由浮遊惑星を意味しない」説が有力です。

ただ、そうなると「rogue planet」をどういう意味で捉えるかという問題が出てきます。コメントで「孤独な惑星」という翻訳案を戴いています。たしかに、ルミナスは冬眠中で、エーテルは磁気嵐(空間の歪)で外界から孤立していました。あっていると思います。ただ、銀河連邦はこの惑星を調査していなかったのだろうか?という疑問は少し残ります。…たぶんしていなかったんでしょうね。でなければG.F.S. Tyrが無謀にもスペースパイレーツを追いかけることはなかったでしょう。磁気嵐などで外界から孤立した惑星…かな。rogueには一匹狼とかはぐれ者の意味もありますし。個人的には「孤立した惑星」を訳とするのが良さそうです。

上は関係ないと言えば関係ない記事なんですが、メトロイドシリーズはSF要素が含まれるので、単語の解釈が難しいことがありますよね。今回の件もそういうことなのでしょう。

審判の門ルミナセウス

パルスボルテックスです。メトロイドプライムにもいましたが、あちらとは明確に違うクリーチャーです。何故同じにしたのかはわかりませんが。メトロイドプライムのは「Pulse Bombu」というエネルギー生命体です。一方、ダークエコーズのは「Harmony Class Drone」というドローンです。だからウェイブビームじゃなくても倒せるんですね。

闇のルミナセウス

この「異形植物の集合体」、英語では「変異したイングワームの集合体」であるとされています。イングワームがどういう生態を持っているかの情報までは出てきませんが、Ingworm Cacheというダークエンバイラメントに分類されるクリーチャーが闇のホレイトに出てきます。日本語だとボールポッドですね。あれが植物扱いされているのでこれも植物扱いされているのでしょうが、英語では違いました。

水底に眠る神殿トーバス

「水底」は「すいてい」なんですよね、ダークエコーズのセンス的に「みなそこ」だと思っていました。それもかなり長い間。