メトロイドプライム #1 フリゲートオルフェオン

2021年8月1日

やっていきます。見ての通りWii版をWiiUでアップスケーリングしています。

今回はチュートリアルのフリゲートオルフェオン。このシリーズは情報を集めつつやるので遅筆になる予定です(というか今までは速すぎた)。基本的にトリビアルというか、細かいところばかり見ていきます。

この宇宙。広大な宇宙の中で、人類の歴史は一つの星の閃光に過ぎない。
一人の人間の人生は、時空を超えて失われるはずだ。
しかし、その星の中で、誰よりも明るく燃えている光がある。サムス・アランの光だ。
彼女の戦いは彼女の人生を超えて歴史に刻まれている。
ここに、その歴史の新たな1ページが刻まれる。

OP英語ナレーションより。たぶんこんな感じ。

ターロンIVを背景に、停泊しているフリゲートオルフェオン。研究フリゲート艦です。Orpheonはフランス語で「男性[児童]合唱団」あるいは「ブラスバンド」という意味らしく。ギリシア神話の吟遊詩人、Orpheusもなんとなく関係ありそうです。音の響きは好きなのですが、何故スペースパイレーツがそんな命名をしたのかは謎です。

サムスがマザーブレインを倒した頃に、ゼーベス軌道上には「オルフェオン」の他に「シラクス」、「ボルパラゴム」という2の船が停泊していました。この3はサムスの被害に合いませんでしたが、「シラクス」と「ボルパラゴム」がその後どうなったかは一切不明です。

シラクスはSiriacus、おそらくSyriacusをもじったもので、「Hibiscus Syriacus」は「シャロンのバラ」、旧約聖書雅歌の2章1節に登場します。この学名は「ムクゲ」という花のことを指すのですが、これは東アジア原産で旧約聖書にその花が出てくるとは考えづらく、多少の混乱が見られます。

ボルパラゴムはVol Paragomと書きますが、こちらは元ネタ不明でした。ParagomはParagonをもじったものでしょうか…?謎です。

メインドック

通常、ゲートをまたぐと違う部屋に入った扱いになり、マップの表示が変わりますし、マップの色も変わります。ですが、この「メインドック」は特別扱いらしく、ゲートを挟んだ2つの部屋で構成されています。実際には2つの部屋にはそれぞれ名前があるのですが、日本語では「メインドック」に統一されてしまっています。

原因はこのゲートをスキャンした時のメッセージが「ブルーゲート確認。ビームでロック解除可能。」というチュートリアルメッセージになっているためです。英語版では隣の部屋の名前が表示されます。名前は「Main Docking Bay」です。ちなみにサムスが着艦した外の部屋は逆からスキャンすると知ることができ、「Exterior Docking Hangar」となっています。日本語でもここは「ドッキングハンガー」と表示されます。

このように2つの部屋が1つの部屋扱いになっているところがあるのはフリゲートオルフェオン上だけで、そのようになっているのはチュートリアルだからか、開発初期の試行錯誤の結果なのかはわかりません。

エアロック

エアロックです。パラサイトの死骸が浮かんでいます。しかしこの死骸、少し大きめな印象を受けますが、気のせいでしょうか。顔の高さでどアップで見る機会がないからですかね、たぶん気のせいでしょう。この画像を見て気になった点が2つ。1つはエアロックの制御端末から伸びているケーブル(左下)がどこに続いているかということ。もう1つは制御端末の上の青のランプはエアロックを解除すると色が変わるのか。演出的に変わっても良さそうですが。変わりませんでした。ただのライトでした。

緊急退避エリア

ここで初めてスペースパイレーツの船だと判明します。ところでこの画像、左の背骨がふっといのと、右のスペースパイレーツがサムスと比べてやたらでかいのが気になります。最初はでかい設定だったのかな…。スペースパイレーツと、パワードスーツを着ているとは言えサムスが同じくらいの大きさってのは不思議な所がありますね。収斂進化かな。

さて、この部屋には上がったまま停止したエレベーターがあります。どこに繋がっているのか…考えたところであまり意味はないのですが、1つ思いつきました。コントロールデッキとかそういう…いわゆる操縦室です。出てきてないですもんね。もしそっちに行くことが出来たら、より激しいスペースパイレーツとの戦闘が待っていたかもしれません。

この部屋には脱出ポッドがありました。全て6時間前に発射された状態です。数はいくつだろう、オルフェオンのサイズを考えると明らかに少ない感じがしますが。行き先はターロンIVの110L.30L、リサーチコマンドセンターです。そのような名前のマップは存在しませんが、おそらくアイスバレイでしょう。スペースパイレーツの支配下にあるのは基本的にアイスバレイとフェイゾンマインズの2箇所だけ(ラヴァケイブスのごく一部も)で、フェイゾンマインズは地下施設のため残る候補はアイスバレイのみになります。他の地方という、ややズルい手もありますが、クリア後、メトロイドプライム3の時点でスペースパイレーツが問題になっているなんて話も聞かないので、そういうことはないと思います。

ちなみにフェイゾンという名前はここで初めて出てきます。

危険生命体
フェイゾン実験体群 0142.A
移送先:研究エリア

おそらくパラサイトクイーンのことでしょう…と言いたいけど中型のコンテナなんだよなぁ。クイーンになる前のパラサイトかな。

ところでここ、英語では

Biohazardous materials
Phazon Batch 0142.A
Destination >> Deck Beta

となっています。生命体ではなく物質なんです。要するにフェイゾンです。後々にも出てきますが、Phazon Batchをフェイゾン実験体群と訳してしまったことが、微妙な矛盾を生んでしまいます。少なくとも自分は矛盾を感じます。

マップステーション

マップデータ保管ルームへはモーフボールサイズ…直径1mほどの通気口を通らないと入れません。どういう設計なんだ。他に入口も見当たらないし。スペースパイレーツは毎回這って入っているのでしょうか?隣にロックされたゲート、あるいはアイスバレイに出てくるDNA認証(だっけ?)のスペースパイレーツしか使えないゲートでもあれば納得なのですが、そんなものはありません。やはり這って出入りしている説。通気口の途中で鉢合わせして、気弱な方が「お先にどうぞ」と引いてる姿が目に浮かびま。まぁ、スペースパイレーツは結構おちゃめですからね。

ところで画像の方ですが、マップステーションの奥の窓から見えるターロンIVです。正面の大きなクレーターがインパクトクレーターですよね?だいぶ大きいです。実際に行ってみた時の印象以上にめちゃくちゃ大きいです。もしかしたらあれはインパクトクレーターではないのかもしれいません。それかターロンIVは結構小さい…と言いたいですが天文観測所でサイズが5.1兆テラトンと明記されています。わかりやすく書くと5.1×10^24kgで、地球が5.9×10^24kgであることを考えると結構大きい。やっぱりゲームの都合。ターロンオーバーワールドとか結構緑が多いのですが、宇宙から見た感じではそうは見えない。アイスバレイがあるにも関わらず氷雪地帯らしきものも見えない。水らしきものもない。結構不毛な星に見えてしまうのですが…。

バイオテック研究エリア1

昆虫系だと思ってたけど実は内骨格だった…?今さら気づきました。結構衝撃。いや、でもログブックを見ると思いっきり「昆虫形態」と書いてあります。英語版のログブックを見てみましょう。

Morphology: Parasite
Interstellar vermin. Travel in swarms.

Indigenous to Tallon IV, a single Parasite is harmless to larger life-forms. However, they tend to travel in large groups, swarming over potential prey. Such swarms can be dangerous.

注目は「昆虫」なんてどこにも出てきていないこと。verminには害虫の意味もありますが、害獣であったり害鳥であったり、要するに害のある生物のことで、虫に特定されていません。見た目や雰囲気で設定を追加してしまった可能性がありますね。翻訳班しっかりしてくれ。

この個体は脱出時に冬眠から目覚めてスペースパイレーツと戦闘しています。謎の爆発で死亡します。死亡前のスキャンを何度も試みてますが、成功したことはないです。無理なのかもしれません。この部屋はフェイゾン化合物を注入したパラサイトの成長についての研究が行われていました。

この部屋の1階には放射能により封鎖されたゲートがあります。脱出時は普通に通れます。スペースパイレーツには危険なものでしたが、バリアスーツにその程度の放射線は影響がなかったということなのでしょう。でもどこにも放射能を持つと思われるものはありませんでしたが…。

研究データ保管エリア

フェイゾン実験体群のうち、失敗した0732.Cの死骸が保管されています。この研究レポートによると、幼生パラサイト(艦内のあちこちで見られるパラサイトと思われる)の全長は0.5、重量は1.2とされています。サムスのモーフボールより小さく、サムスのモーフボールは1mくらいなので、案外単位はメートルかもしれません。…と、思ったのですが、第4段階、死亡する前の段階で全長が40.3となっています。いくらなんでも40mってことはないのでメートル説は否定されました。

この部屋にはターロンブリンカや、ズーマーなどターロンIVの様々な生物の標本が壁面のポッドに保管されています。アイスストライカーをしっかり見れるのはおそらくここだけでしょう。また、幼生メタルパラサイトはここにしか存在しません。と言っても見た目は普通のメタルパラサイトと同じです。小さいのが幼体でクイーン級に大きいのが成体という設定が初期にあったのかもしれません。現在の設定ではクイーンはフェイゾンの注入実験で巨大化した個体という認識であっているでしょうか?

この部屋の隔離ポッドにはひとつ、ガタガタと中の生物が暴れているものがあります。これをスキャンすると「ゼノトロピック生命体」と表示され、サイドホッパーのような生物の画像が表示されます。おそらくサイドホッパーなのでしょう。デスギーガには見えません。ゼノトロピック…Xenotropicとは、日本語に訳すと「異種指向性」という意味らしいのですが、よくわかりませんでした。主にウイルスに使われる用語なのかな…?くらいしか。

この部屋にはミュータゲン タンクが4つあります。ミュータゲンとは「生物の遺伝情報(DNAあるいは染色体)​に変化をひき起こす作用を有する物質または物理的作用」ようするにフェイゾンのことですね。タンクは4つあります。

  1. 0732.C
  2. 0003.H
  3. 1426.K
  4. 3203.C

の4つです。この内、0732.Cは変異に失敗して死亡しています。0003.Hについては「幼生パラサイトのだ液管に含まれる酸性の濃度を増大させる効果が認められた。」という報告があるのみです。1426.Kと3203.Cについては情報がありません。0732.Cという死亡個体は確定として、緊急退避エリアで死亡していた個体、冬眠中の個体(後に死亡する)、サムスと動力炉で戦う個体のいずれかがいずれかに該当するものと思われます。

ここで緊急退避エリアの情報と合わせて仮説を1つ。

0732.Cとか3203.Cとかはパラサイト…要するに被検体群ではなくて、フェイゾンバッチの、フェイゾン化合物のコードネーム的なものなのではないでしょうか?基本的に英語情報が正しく、日本語情報には余計な情報が付加されているという認識で見ます。

  1. Phazon BatchはBiohazardous materialsである。
  2. 緊急退避エリアでPhazon Batchはコンテナに入っており、同じコンテナがターロンオーバーワールドに登場する。そしてそのコンテナからはフェイゾンが漏れている

「Phazon Batch」を「フェイゾン実験体群」と訳すとパラサイトの方を指しているように見え、0732.Cは個体であるにも関わらず「フェイゾン実験体群 0732.C」と「0732.C群」のように読めてしまいます。ここで更に混乱が見られ、

実験体セル A
状態 : 休眠中。グループ0080.Dへの移籍完了。

という記述が見られる部分があります。完全にパラサイトのことを指しており、0080.Dは群の名前ですね。英語を見てみましょう。

Specimen Cell A
Status >> Hibernation.
Transference of Phazon Batch 0081.D complete.

意味的には

標本セルA

状態:冬眠中

Phazon Batch 0081.Dの転送完了。

となり、フェイゾンバッチがフェイゾン化合物であっても何の問題もありません。Batchが「群」を意味することもあるので「フェイゾン実験体群」になったと思うのですが、ここは元の意味を尊重してほしかった。だってわけがわからないもの。それともBatchには化学、あるいは生物学の専門的な意味があったりするんでしょうかね?

追記:バッチ培養という言葉が存在しました。意味はGoogle先生に聞いてください。

貨物リフト

スペースパイレーツの内臓の様子が見れます。胃と、少々形は違いますが小腸、そして大腸があり、人類と似ている部分があるのが興味深いです。

貨物リフトで降りると、金属球体を設置することで作動するゲートがあります。モーフボールでも開きますが、金属球体なら何でも良いのでしょうか…?よくわからないゲートです。本当によくわからない。

次の部屋、「動力炉エントランス」も2つで1つの部屋になっています。2つで1つになっているもう1つの部屋はセーブステーションです。ここを逃すとパラサイトクイーンに負けた時に面倒だから、分かりやすくするために一緒にしたのでしょうか。マップを見る癖がある人には別々にしたほうがわかりやすいのですが…。

動力炉

ボス部屋です。入ってすぐの死体3体はあまり奥に進むとイベントが始まってしまいスキャンしそこねるので注意しましょう。で、0003.H、1426.K、3203.Cいずれかとの戦闘です。特筆すべきことはないのですが、当然ながらここでしかスキャンできないです。フリゲートオルフェオンでしかスキャンできないのはパラサイト、パラサイトクイーン、パイレーツデータの「ゼーベスの陥落」の3つです。気をつけましょう。

Wiiで遊ぶ版なのでパラサイトクイーン撃破とともにオレンジ色のクレジットを入手できます。

脱出

さて、ここから脱出ですが確か7分あったはずです。少し進むと「エレベーター:研究エリア方面」という部屋に出ます。文字通りエレベーターがある部屋なのですが、実は全く同じ名前の部屋がフリゲートオルフェオン内に存在しています。紛らわしいですよねぇ(そんなことない?)。せめて「エレベーター:研究エリア下層方面」とかにしてくれればよかったのに。

忘れてました。このタレット、「ビームタレットKT-0687」というのですが、英語版では「Auto Turret」で、型番なんてものはついていません。英語にしかない情報、日本語にしかない情報どちらもあるので、詳しく知りたい場合は両方読む必要があります。ただし英語の(欧州版orトリロジー)が一番正確です。北米版は没になったと思われる要素が多いです。欧州圏の言語は基本的に英語と同じなので読まなくて大丈夫です。そもそも読めません。でも、なにか独自の情報はあるかもしれませんね。

で、これが生きている間にスキャンすることが出来ないパラサイトクイーン。何度やっても無理でしたが、スキャンする方法はあるのかな…。

この後換気シャフトを8箇所通って因縁のリドリー(メタリドリー)と遭遇して、装備をロストして船外に出ます。

この外に放り出されているパイレーツのポーズが面白いんですが。一部を覗いて死ぬor既に死んでるんだろうなぁ。フリゲートオルフェオンはこの後ターロンIVのターロンオーバーワールドに墜落します。後々また訪れることになります。

このクレジットは灰色?メタリドリーを追ってターロンIVへと向かうサムスですが、目標をロストします。この時メタリドリーを追ったのには訳があり、リドリーはサムスの因縁の宿敵であるからです。その辺はコミック「メトロイド(マガジンZ)」にて書かれているのですが、読んだことはありません。また、入手は困難と思われます。

ターロンオーバーワールド

ひとまずターロンオーバーワールドに着陸して探索開始。この雨と曇り空、スーパーメトロイドをリスペクトしていて好きです。

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