【メトペディア】編集例・新規ページ作成編

前回メトペディアの編集例として画像をアップロードする例を挙げました。
今回はもうちょっと踏み込んで、新規に記事を書く例を紹介したいと思います。
例はシンプルな方が良いので今回はこのキャラのページ。

メトロイドプライム2 ダークエコーズに登場するルミナスのE-Btrさんです(キャラ…?)。
- ページを作る前に用意したいもの
- ページの作成
- 画像のアップロード
- インフォボックス
- 概要
- 解説
- 脚注
- オフィシャルデータ
- 登場作品
- 関連項目
- ナビゲーションテンプレート
- カテゴリ
- デフォルトソートキー
- 言語間リンク
- できればやってほしいこと
- 完成
- こういうときは
- 書きかけで断念してしまった
- わからないことがある
- 画像がない
- 終わりに
ページを作る前に用意したいもの
以下のものがあるとページがスムーズに作れるでしょう。
- 画像(まずは1枚で良い)
- 公式のデータ
- 取扱説明書(載っていれば)
- 公式サイトのテキスト(載っていれば)
- 公式ガイドブックのテキスト(載っていれば)
- ゲーム内テキスト(あれば)
- Wikitroidの該当記事(わかっていると便利)
画像は必須ではないですが、あると一気に見栄えが良くなります。今回作るページの画像は上に用意してあります。
公式のデータはどれか一つは必要です。公式データがなければ、そのページがなぜその名称なのかも説明できません。例えばE-Btrはゲーム内テキストから名前がわかるキャラクター(像)です。ただし、グリッチ(バグ技)など、公式に認められていない物事の記事を書く場合は必須ではありません。
Wikitroidは英語版のメトロイド総合Wikiです。
Wikitroidのページは日本語のページを作る助けになります。例えば、例として後に出てきますが、メトロイドシリーズの情報は英語版にしか存在しないものもあるからです。翻訳にはDeepLを使うのが良いでしょう。
ページの作成
右上の「︙」から「新しいページ」を選択しても良いですが、タイプミスをする可能性が0ではないので、既存のページからリンク(赤)が張られている場合、それをクリックして記事の作成に取り掛かると良いでしょう。
例えばE-Btrはルミナスなので、ルミナスのページの下部にある表(ナビゲーションテンプレートと言います)から作成モードに入ることができます。

人物の4行目にE-Btrの項目があります。赤字のものはまだ記事がない項目です。E-Btrをクリックしてみます。

編集モードになりました。まだ何も書かれていません。右上を見るとわかるように現在は「ソースエディタ」です。ソースエディタはWiki文法でテキストファイルを編集して記事を作成するモードです。このモードで記事を書くにはWiki文法の知識がいるので、知識のいらない「ビジュアルエディタ」に切り替えましょう。

ソースエディタをクリックし、メニューを開きます。その中からビジュアル編集を選択してクリックします。
すると「ソースエディタ」の部分が「ビジュアルエディタ」に変わり、上部のツールバーも少し内容が変わります。
では、編集していきましょう。
画像のアップロード
一番右上にある「︙」からメニューを開いて「ファイルのアップロード」をクリックします。このときCtrl+クリックにすると新しいタブで開いてくれるので、書いたものが間違えて消えてしまうようなことは避けられるでしょう。

ファイルのアップロードについてはこちらの記事に詳しく書いています。
今回は「E-Btr MP2.png」をアップロードしました。
インフォボックス
インフォボックスは記事の情報を簡潔な表形式にまとめたものです。PCでは右上に、スマホでは一番最初に表示される部分で、記事の顔のようなものです。

「挿入」からインフォボックスを選択します。

いろいろな種類のインフォボックスがありますが、E-Btrはルミナスの人物(故人)なので「キャラクター」が適切と思われます。
キャラクターインフォボックスの入力項目はやたらと細分化されていますが、わかるものだけ入力すればよいです。
まずは「名前」。ここは空欄にすると「ページの名前」が入ります。特別な場合を除いて空欄で大丈夫です。特別な場合とは、名前の重複や曖昧さを回避するためにページ名にカッコ書きで作品名などが書いてある場合です。例えば、「グリッパー」というクリーチャーはプライムとOther Mに登場しますが、全く別のクリーチャーの名前被りであるため、記事が分けられています。前者は「グリッパー」、後者は「グリッパー (Other M)」というページ名です。インフォボックスに「(Other M)」まで入ってしまったらおかしいですよね。そのような場合にのみ名前は入力します。
あとは「画像」をアップロードしたので画像の覧にファイル名を入力します。ファイル名は「E-Btr MP2.png」です。「キャプション」も適当に入力しておきましょう。

「種族」はルミナスなので、ルミナスにしたいですが、「ルミナス」は固有名詞のため記事が存在します。または記事の存在が期待されます。なので上の画像のような角括弧で2重に囲みます。これは、Wikiの記法でWiki内リンクを意味します。こうすることで他のページへのリンクを張れます。
少し厄介なのが「英語名」です。ここはWikitroidの対応する記事へのリンクを張る項目です。どうしても英語名がわからない場合は空欄でも良いです。E-Btrの英語名はE-Btrです。その場合英語名の欄には次のように書きます。
"[[:en:E-Btr|E-Btr]]"
少し複雑なWiki文法なので解説します。まず角括弧2つで囲むのはリンクを表しています。:en:の部分は英語版の記事へのWikiリンクであることを意味しています。
それだけだと表示が「:en:E-Btr」になり、頭に「:en:」がついて見栄えがよくありません。そこで縦線(|)で区切って改めて「E-Btr」と入力しています。これは表示用のテキストを表しています。つまり「:en:E-Btr」へのリンクを「E-Btr」というテキストで表示する、という指定になります。
"シングルクォート2つで囲んだ部分"は斜体になります。斜体にするのは慣例です。
他、いくつかわかる項目を入力して「適用」を押すとインフォボックスができます。修正したい場合はインフォボックスをクリックして「編集」を押せばOKです。インフォボックス自体を別のものに変えたい場合は、Deleteキーで削除して挿入し直してください。

今回はこの様になりました。
概要
概要とはページで紹介する項目についてものすごく端的に記述するものです。
『メトロイド』(Metroid)とはクリーチャーの一種である。
主要なキャラについてこれは流石に大雑把すぎなので、例として不適切ですが、もうちょっと小さい記事ならこれくらいでいいです。この部分も書き方が決まっています。
『項目』(英語名)は…
の様に名前を二重鉤括弧で囲み、太字にします。その後ろに半角括弧で囲んだ英語名を書きます。その後に概要を書きますが、ここはPCで見て1行から2行程度の文章量で十分です。詳細は次の節に書くので。

今回はこれだけです。
解説
記事のメインとなる節です。まずは「解説」と入力し、「解説」を選択した状態でCtrl+2を押します、あるいはツールバーの左端から「見出し」を選択します。
E-Btrは聖なる浮遊要塞ホレイトにある像のモチーフになった人物です。なのでそのことを書いてみます。「聖なる浮遊要塞ホレイト」などはリンクを張りたいですよね。というかWikiは他のページとの繋がりがあってこそなので、積極的に張っていきます。ただし、同じページへのリンクは基本的に本文中からは一回です。同じ単語が出る度にリンクを張るようなことはしません。で、張り方ですが…2種類あります。
- 「[[」と入力すると出てくるダイアログでページ名を探す
- リンクを張りたいテキストをドラッグで選択してCtrl+Kを押す
使うのはどちらでもいいと思います。

Ctrl+Kを使用した例です。
脚注
E-Btrは男性です。日本語の情報ではわかりませんが、英語のスキャン情報に"He"が使われています。男性である事を書き、英語の原文を脚注にしてみましょう。
まず簡潔に「英語版のスキャン情報によると男性である」と書くことにします。この後ろに[1]などとつけて、クリックすると原文が見れるようにしたいです。
まずは「である」のるの後にカーソルを合わせます。そしてツールバーの本のようなマークから「基本」をクリックします。

するとダイアログが出るので、脚注の入力をします。

Heの文字が確認できますね。リンクなど凝ったことは今回しないので、テキストを入力したら「挿入」を押します。
「英語版のスキャン情報によると男性である[1]。」のように[1]が追加されますが、何故か脚注が表示されません。ここで一度ソースエディタに切り替えてみてください。そしてすぐにビジュアルエディタに戻します。

自動的に脚注が挿入されます。ただ、これでは見栄えが良くないです。解説は「男性である。」までですから、その後に改行を入れて、「脚注」の見出しを挿入しましょう。
オフィシャルデータ
公式のデータです。説明書の文であったり、ゲーム内テキストであったりを引用するところです。今回はスキャン情報を載せてみます。というかそれしかオフィシャルデータはありません…。
見出し「オフィシャルデータ」を作り、その下に「スキャン情報」という小見出し1を作ります。
そしてツールバーの「挿入」から「テンプレート」を選択します。
「ログブック」と入力してログブックテンプレートを追加します。

このテンプレートはメトロイドプライムシリーズのスキャン情報を掲載するためのテンプレートです。取扱説明書などの情報を入力する場合は「引用」テンプレートを使います。
ログブックテンプレートの使い方ですが…必須項目は2つで、本文を入力する所が別に1箇所あります(適切なものを選択する)。クリーチャーの場合は2箇所に分けたりします。この辺のドキュメントが不足しているんですよね…、少し問題を感じます。
必須項目は「タイトル」と「ゲーム」です。タイトルはログブックに残るものならわかりやすいのですが…、残らないものは私の場合スキャンできる場所を書くことが多いです。今回の場合は「エレベーター:ルミナセウス北方面」ですね。「-」としている人もいるようです。
「ゲーム」は登場作品を記述しますが、省略記法が使えます。「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」と入力するところですが「mp2」で大丈夫です。
あとは本文ですが、記録に残らないスキャン情報は「一時スキャン」に書くことになっています。

登場作品
たまに忘れるのですが、ゲーム内の項目については登場作品をリスト形式で記載してリンクを張ることになっています。
関連項目
関係のある項目を、同じくリスト形式で列挙していきます。今回は「ルミナス」くらいでしょうか。次の「ナビゲーションテンプレート」で事足りる場合は省くこともあります。
ナビゲーションテンプレート
その項目を含むリンク集のテンプレートを末尾に挿入します。E-Btrの場合は「ルミナス」というテンプレートが該当します。どれが何かはまとめられていないので、他の記事を参考にするかテンプレート一覧を見てもらうしか無いのが現状です(申し訳ない)。
カテゴリ
この記事がどういうカテゴリの内容であるかを記述します。ツールバーの歯車マーク⚙から「カテゴリ」を選択します。
「このページにカテゴリを追加する」の部分にカテゴリ名を入れていきます。既存のカテゴリはメインページのナビゲーションの「カテゴリ」→「メトペディア」から全て辿れるようになっています。今回は
- ダークエコーズの登場人物なので「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」
- 人物なので「キャラクター」
- ルミナスの人物なので「ルミナス」
この3つを選びたいと思います。
デフォルトソートキー
カテゴリページで見たときに見やすいように読みがなを振ります。
例えば「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」ならば「メトロイトフライム2タアクエコオス」のようにカタカナと半角英数大文字で構成するようにします。濁点半濁点は除去、長音は適切なアイウエオに置き換えます。拗音撥音も大文字にします。記号は取り除きます。
「E-Btr」の場合は「EBTR」ですね。
言語間リンク
これだけは「ソースエディタ」で編集する必要があります。わからない場合は入れなくても大丈夫です。私が入れておきます。
ソースエディタモードにしてエディタの最下部に移動し、E-Btrの記事の場合「[[en:E-Btr]]」と入力します。「:en:」ではなくて「en:」なところに注意です。enは英語を表します。他の言語へのリンクは今の所必要ないです(把握が大変すぎるので)。
できればやってほしいこと
ソースエディタで編集する人向けに、できれば少しWikitextの整形をしてほしいです。具体的には挿入したテンプレートに改行を入れてほしいです。

これを…

こうする。縦線の前に改行を入れるだけです。
完成
「保存」を押せばページが出来上がります。今回作ったページは簡単なものですがこちらになります。
こういうときは
ページを作り上げるのはなかなか大変です。
書きかけで断念してしまった
書きかけであることを表す「Stub」というテンプレートがあります。未完成だが消すにはもったいないところまで書いた場合は、これを挿入して保存するのもありです。
わからないことがある
特定の部分について知識が足りず書けない等の場合は「加筆依頼」テンプレートが使えます。ソースエディタでの編集になりますが、「{{加筆依頼|書いてほしい場所}}」の様に記述します。
画像がない
「画像提供依頼」というテンプレートがあります。
終わりに
今回は画像を発掘したついでに簡単なページを作ってみました。こうやって見ると結構手間なのかなぁとか思ったり思わなかったりします。やっぱり最初は記事の修正からやっていくのがいいのでしょうけどね…、その次の一歩が踏み出しづらい方のために記事を書く実例を挙げてみました。
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